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開催中の展覧会

両 国

齊藤 拓未|微かな瞬き
2024年4月6日(土) -  5月18日(土)
オープニングレセプション:4
月6日(土) 17:00 - 19:00

展示風景

11:00 - 19:00 日曜・月曜・祝日休み

 GALLERY MoMo Ryogokuでは、4月6日(土)から5月18日(土)まで当ギャラリー2回目となる齊藤拓未の個展「微かな瞬き(またたき)」を開催いたします。

 齊藤拓未は1996年東京生まれ。2018年に武蔵野美術大学造形学部日本画学科を卒業し、2020年同大学造形研究科修士課程美術専攻日本画コースを修了、その後東京で個展やグループ展を重ねてきました。

 齊藤の作品には、公園や遊具、学校帰りに見た風景や、その風景の中に一人どこか遠くを見つめる少女、友達と遊ぶ子どもたち、写真をトリミングしたような子どもの姿、またその子どもたちの視点から見えたような景色が、淡いトーンで描かれています。

 齊藤は、作品を通じて、幼少期に委ねられた自我の確立や、他者との関係性について深く考察しながら、自身の経験を少女に投影しつつ、残しておきたい目には見えない感情を表現しながら、自己同一性や主体性を探求しています。齊藤の描く少女たちは、無邪気さやあどけなさはないものの、大人でもなく、その微妙な狭間を描いているようにも感じます。

 『日常の中で自分自身に戻っている、正直になれていると感じられる時間や縛られているものから解放されている、社会と距離を置いている状態を描いているものが多い』と齊藤が語るように、作品には、日々の中で見つけた一瞬のきらめきやささやかな幸せの風景が描かれています。本展のタイトル通り、確かに自分を感じる微かな光を捉えながら、また今までとは違う側面を見ることで見つけた新たな視点を描いた作品を是非ご高覧ください。

アーティストコメント

生活の中で見る風景や、身近な物の見え方が変わることがあります。
消極的な印象をもっていたことの別の側面を、遊びのなかで発見したり、気にとめていなかったものが魅力的に見えたりします。
そうした感覚は幼少期の体験とも重なり、見落とされやすい日々の出来事を見つけるきっかけになっています。

 

2024年 齊藤 拓未

[略年譜]    
1996    東京都生まれ
2018    武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業
2020    武蔵野美術大学造形研究科修士課程美術専攻日本画コース卒業
   
[個展]    
2023    biscuit gallery(東京)
2022    GALLERY MoMo Projects(東京)
2021    LIGHTHOUSE GALLERY(東京)
2020    新宿眼科画廊(東京)
   
[グループ展]    
2023    「混濁池」GREEN TEMPLE(東京)
           「로컬! ローカル!」三Q(ソウル・韓国)
           「暮れなずむ日々」marienkafer(東京)
           「grid 2」代官山蔦屋書店(東京)
           「はつはる」新宿眼科画廊(東京)
2022    「Spiral Xmas Market 2022」スパイラルガーデン(東京)
           「こころのいれもの」OF(岡山)
           「ゆうだち」新宿眼科画廊(東京)
           「In Those Days」GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
           「CROSSROADS」WHAT CAFÉ(東京)
           「grid」biscuit gallery(東京)
2021    「目にゆれる景色」 pocke(東京)
2020    「Collectors’Collective Vol.3」MEDEL GALLERY SHU(東京)
           「The Shape of Time」TRiCERA Museum(東京)
           「夏のしっぽ」rusu(東京)
           「obキュレーション展  "neo wassyoi"」Hidari Zingaro(東京)
           「fog」exhibition space CLOSET(東京)
2019    「ドローイング展 日々のあわ」pocke(東京)     

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