次回展覧会

六本木|プロジェクツ

平 俊介|睡光都市景

2021年7月3日(土)- 7月31日(土)

※緊急事態宣言に伴う休業要請等で会期が変更になる場合がございます。

※オープニングレセプションは開催致しません。

営業時間 :火曜日 – 土曜日  12pm – 7pm   日曜・月曜・祝日休み

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 GALLERY MoMo Projects では6月19日( 土) から7月17日( 土) まで平俊介による5年ぶりの個展「睡光都市景」を開催致します。

 平俊介は1988年東京都生まれ。2012年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、2014年同大学院美術研究科油画専攻を修了しました。

 初期より、現実の建造物や構造物を擬人化の要素を加味しながら、近未来的な雰囲気を持ったものへと作り替え、緻密な描写力でその相貌を描き出してきました。描かれた建造物や構造物は必ずしも未来のユートピアを描いたものではなく、ささやかな希望と、 同時に失望感も内在しており、アイロニカルでさえあります。

 産業革命以降人間は凄まじいスピードで機械化を進め、今に至るまでそのスピードが緩むことはありません。平は、その進化し続ける大都会のネオンにつつまれたビル群や、機能性のみを追求した工業地帯に感じた狂気を、独特の擬人化された要素を取り入れながら表現してきました。人の作り出すものの中に、欲求や願望、あるいは時代性を感じとり、架空の建造物や構造物を描くことで、 建造物と人々の心理の関係性や、平が感じた都市に対する違和感などをビジュアル化しています。

 本展では、「労働」をテーマに、平面作品と共に立体作品を展示する予定です。タイトルにある「睡光」は、眠気と疲労の向こう側に幻のように立ち現れる光や光景を想像して平自身が作った言葉で、自身の倉庫作業でのアルバイト経験や、友人などの体験談をもとに、労働の中に見る現実と幻が入り混じった景色を描いています。その景色は、どこか鬱屈していて、空虚感が漂うものばかりで、 現代日本社会の労働環境を体現しているようにも感じます。作品から人は排除され、初期のように擬人化された要素がないにも関わらず、都会の人々が醸し出している疲弊感が架空の世界に人間味を加えています。

 平独特の世界観が盛り込まれた平面作品約10点と立体作品3点をご高覧いただければさいわいです。

アーティストコメント

「都市の疲労感」というキーワードがここ何年も頭から離れずにいる。

一見煌びやかな都会の風景に、そこはかとない歪みや鬱屈が滲んでいるのをずっと感じてきた。

町のシンボルとされる高層ビルにも最新の巨大商業施設にも、そこで働く人々がぎっしりと詰まっていて、どうしてもその様子に意識がいってしまう。

私にとって都市とは発展の象徴ではなく労働現場の密集地という印象なのだ。

イヤホンとスマホの画面で感覚を遮断し満員電車に耐える会社員や、真っ黒に日に焼けながら建築資材を組み上げ続ける現場作業員の姿を、絵描きという立場の私は疎外感とともにどこか蚊帳の外にいる気持ちで眺めてきた。

私独自の視点があるように、彼らにも労働者という立場からの視点がある。

私には想像することしかできないが、彼らの見る様々な景色を美しい風景画として描きたかった。

2021 年 平俊介

[略年譜]    
1988    東京都生まれ
2012    東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2014    東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了
   
[個 展]    
2014    GALLERY MoMo Projects(東京)
2016    GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
   
[グループ展]    
2011    「New-laid eggs vol.2」GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
2012    「分岐展 vol.2」GALLERY MoMo Roppongi(東京)
           「interaction vol.1」GALLERY MoMo Roppongi(東京)
2014    「三人展」東京都立総合芸術高等学校(東京) 
   
[コレクション]    
ピゴッツィコレクション