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再考 / Reflection

June 6 - August 8, 2020

vol.2 / June 30 - July 18

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“動いて見えるもの、それは”

2020年4月5月、街から人が居なくなった景色は、無機質で殺風景でした。
いつも見慣れていたはずの街路樹の緑や花が、より一層色味を増して、季節のめぐりを強く感じました。
人の手にとどまることなく流れてゆく花から、花盛りの季節のスピード感、諸行無常の移り変わりを表現しました。

池田 幸穂
 

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池田 幸穂

動いて見えるもの、それは

2020年

アクリル、キャンバス

31.8 x 41.0cm

Sachiho Ikeda

The things look like moving is…

2020

Acrylic on canvas

46.0 x 46.0 inch

JPY 68,000- (+Tax )

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池田 幸穂

再会

2020年

アクリル、キャンバス

27.3 x 22.0cm

Sachiho Ikeda

Reunion

2020

Acrylic on canvas

10.7 x 8.6 inch

JPY 43,000- (+Tax )

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“Automatic Line”

Automatic LineのシリーズはCNCという機械で描いている。
CNCとは工場など産業分野で昔から広く使用されている機械のことである。身近なものではプリンタに似ている。
機械を使うことは、道具として選択したに過ぎないが、私たちの生活はそうした産業機械で成立っている。そうした生活様式の中にあることが機械を選択した理由の1つである。
絵の構成要素も例外ではなく、布、木枠、絵具、道具のほとんどは機械で作られている。それは事実であって、大量生産と一言でいっても想像できないほどの人々の労働を必要としている。その事実が自明だとしても、しかしそれらの物がどうやって作られたかはとてもわかりづらく、とても見えづらい。

 

古畑 智気

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古畑 智気

Automatic Line No. 0052

2020年

アクリル、綿布

73.0 x 73.0cm

Tomoki Furuhata

Automatic Line No. 0052

2020

Acrylic on cotton cloth

28.7 x 28.7 inch

JPY 140,000- (+Tax )

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古畑 智気

Automatic Line No. 0030

2019年

アクリル、綿布

46.0 x 46.0cm

Tomoki Furuhata

Automatic Line No. 0030

2019

Acrylic on cotton cloth

18.1 x 18.1 inch

JPY 70,000- (+Tax )

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“Flying rough sketch”

時間について考えた絵です。

時計は右回りに進むが、時間が右回りに進んでいるという体感はない。
地層は時間の重なりで、縦に重なっている。ひめくりカレンダーも縦に重なっているが、日が進むごとに薄くなる。
漫画は読み進めることで時間が経過するので、コマ毎にジグザグしながら横に時間が進んでいく。   

閃いたことを私が絵にすると「図」のようになる。観た人にこの閃きを分かって欲しいからだろうか。

考えたことではなく、時間を体感するのは、窓の外が明るくなったり暗くなったりすることと、絵に絵具が塗り重ねられていくことだ。私が絵を描いて生み出すことが時計になっている。

 

吉田 和夏

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吉田 和夏

Flying rough sketch

2020年

アクリル、キャンバス

60.6 x 50.0cm

Waka Yoshida

Flying rough sketch

2020

Acrylic on canvas

23.8 x 19.6 inch

JPY 120,000- (+Tax )

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吉田 和夏

Encounter

2020年

アクリル、キャンバス

41.0 x 31.8cm

Waka Yoshida

Encounter

2020

Acrylic on canvas

16.1 x 12.5 inch

JPY 60,000- (+Tax )