六本木|プロジェクツ
阪本 トクロウ|cross section
2021年12月11日(土)- 2022年1月22 日(土)
冬期休業:2021年12月26日(日) - 2022年1月10日(月)
※オープニングレセプションは開催致しません。
営業時間 :火曜日 – 土曜日 12pm – 7pm 日曜・月曜・祝日休み
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ギャラリーでは定期的な換気、清掃を行い、スタッフの健康管理、うがい手洗い消毒、マスクの着用の徹底をいたします。
この度、GALLERY MoMo Projectsでは、12月11日(土)から1月22日(土)まで、冬季休業を挟んで阪本トクロウの個展「cross section」を開催いたします。
阪本トクロウは1975年山梨県生まれ、1999年に東京藝術大学美術学科絵画科日本画専攻を卒業しました。しかし、麻紙に質感の高い岩絵の具より、現代の日本的なモチーフを描くのに適した画材としてアクリル絵具選び、独自の絵画世界を切り開き、多くの個展を重ねてきました。
阪本は初期より、日常生活の中で目にした自然の風景や人工的な構造物を等価の眼差しで見つめ、そこで繰り返されるリズムや反復、重なりや中空に美を見出し、必要な要素を抽出してシンプルに画面に再構成しています。作家が実際に目にした特定の風景や構造物であるにも関わらず、作品として浮かび上がるそれらのモチーフは具象絵画でありながら極めて抽象性が高く、見る人に既視感を持って迫り、個々の記憶の中にある風景と交差するように仕組まれています。
作品はデザイン化されたフラットな画面にも見えますが、その中に風景の温度や音を感じさせてモチーフに生命感を与え、確かな技術力に裏打ちされた表現により、ありふれた景色やモチーフを抽象絵画のように切り出して私たちの目に新鮮な驚きをもたらし、物の持つ本質と美、あるいは別のものへと想像を膨らませています。
本展では、「断面」と言う意味のタイトル、『cross section』とタイトルをつけ、阪本が普段見ている「小さな世界を切り取った断面のような」作品約10点を中心に展示します。身近に感じる遊具や、歩いていてふと見つけたような石段をモチーフに、阪本の独特な風景の切り取り方と、フラットな画面の中に奥行きがあるようにも見える不思議な描写が鑑賞者を引き込むでしょう。
日を追うごとに寒さも厳しくなる時期ですが、ご高覧いただけたら幸いです。
アーティストコメント
私の見ている世界は、この世界のほんの一部です。
当然すべてを見ることは出来ませんし、すべてを表現することも出来ません。
作品は、私が見つけた小さな世界を切り取った断面のようなものだと思います。
そこからミクロがマクロに広がり、様々なものと繋がっていくような感覚を覚えます。
2021年 阪本トクロウ
1975 山梨県に生まれる
1999 東京芸術大学 美術学部絵画科日本画専攻卒業
2001 早見芸術学園 日本画塾卒業
[個展]
2001 ギャラリー山口(東京)[2002年、2003年、2005年]
2002 銀座スルガ台画廊(東京)
新生堂(東京)
2005 appel(東京)
山梨県立美術館ギャラリーエコー(山梨)
2006 ギャラリーゴトウ(東京)[2004年]
ギャラリー本城(東京)
2007 大雅堂(京都)
ギャラリーイノセント(山梨)
GALLERY MoMo(東京)
2008 アートフロントグラフィックス(東京)
新生堂(東京)
2009 東京大丸10階アートギャラリー(東京)
札幌大丸 美術画廊(北海道)
松坂屋名古屋本店南館6階美術画廊(愛知)
キドプレス(東京)
ギャラリー桜の木軽井沢(長野)
GALLERY MoMo Ryogoku ( 東京)
2010 ギャラリー桜の木(東京)
ギャラリー桜の木軽井沢(長野)
ギャラリーイノセント(山梨)
E&Cギャラリー(福井)
シブヤ西武 8階美術画廊(東京)
アートフロントギャラリー(東京)
2011 GALLERY MoMo Ryogoku ( 東京)
2012 銀座三越8階ギャラリー(東京)
アートフロントギャラリー(東京)
ギャラリー桜の木(東京)
2013 キドプレス(東京)
ギャラリーイノセント(山梨)
GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
2014 瀬戸美術(大阪)
新生堂 (東京)
アートフロントギャラリー(東京)
2015 千葉そごう (千葉)
GALLERY MoMo Projects(東京)
2016 渋谷西武美術画廊(東京)
あべのハルカス近鉄本店美術画廊(大阪)
アートフロントギャラリー(東京)
ギャラリーたむら(広島)
ギャラリーイノセント(山梨)
2017 GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
キドプレス(東京)
2018 ギャラリー桜の木(東京)
そごう神戸店美術画廊(兵庫)
アートフロントギャラリー(東京)
ギャラリーたむら(広島)
2019 GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
新生堂 (東京)
アサヒギャラリー(山梨)
2020 高島屋6階ギャラリーNEXT(大阪)
伊勢丹6階美術画廊(東京)
2021 武蔵野市立吉祥寺美術館(東京)
アートフロントギャラリー(東京)
東武百貨店 6F(東京)
ギャラリー桜の木(東京)
光村グラフィックギャラリー(東京)
GALLERY MoMo Projects(東京)
[主なグループ展]
2001 「第6回昭和シェル石油現代美術賞展」目黒区美術館(東京)
2002 「第21回安田火災美術財団選抜奨励展」安田火災東郷青児美術館(東京)
2003 「第3回夢広場はるひ絵画ビエンナーレ」はるひ美術館(愛知)
「群馬青年ビエンナーレ’03」群馬県立近代美術館(群馬)
2004 「シェル美術賞2004」ヒルサイドテラス(東京)
2005 「トーキョーワンダーウォール2005」東京都現代美術館(東京)
2006 「第3回東山魁夷記念日経日本画大賞展」ニューオータニ美術館(東京)
2007 「第3回アートジャム展-gift-」ギャラリー山口(東京)
2008 「ECO×DESIGN」上海当代美術館(上海)
「新収蔵品展」山梨県立美術館(山梨)
「VOCA2008」上野の森美術館(東京)
2011 「ひびきあう作品たち」山梨県立美術館(山梨)
2012 「千年の会11-千住博と若き波ー」オンワードギャラリー日本橋(東京)
「新収蔵品展」山梨県立美術館 (山梨)
「0号の世界」いつき美術画廊(東京)
「空会」画廊くにまつ(東京)
「「広重の旅‐日常の中の遠い場所‐」」蔦屋書店/代官山(東京)
「小さい画ッ!」ギャラリー桜の木(東京)
「Art award next Ⅱ」青年会賞/東京美術倶楽部(東京)
「PENTAGRAM」いつき美術画廊(東京)
「転々と tentent」ギャラリーカフェニモード(東京)
2013 「landscape」Shinseido Tokyoberlinartbox / (ベルリン)
「空会」画廊くにまつ(東京)
「Un - Natural Constellations」Newman Popiashvili Gallery / ニューヨーク)
「0号の世界-summer-」いつき美術画廊(東京)
「X'mas」新生堂(東京)
「Winter Group Show」キドプレス(東京)
2014 「佐藤好彦・阪本トクロウ」ギャラリー桜の木(東京)
「千住博の弟子たち展」軽井沢千住博美術館 (長野)
「Horizon of Choice」山之内町立ロマン美術館(長野)
「新日本画研究会」 松坂屋名古屋店南館6階美術画廊(名古屋)
2015 「TOBI WAVE」東京美術倶楽部(東京)
「グループホライゾン」日本橋高島屋美術画廊(東京)
「阪本トクロウ・坪田純哉・佐藤草太 3人展」ギャラリーアビアント(東京)
2016 「如月の鼎展」画廊くにまつ(東京)
「Under50」ギャラリー桜の木(東京)
「美のつぼみ」 三越 美術画廊(東京)
「新日本画研究会」松坂屋 美術画廊(名古屋)
「こころの花」ギャラリー桜の木(東京)
2017 「Print Show 2017」キドプレス(東京)
「千幹の会」タカシマヤ美術画廊/名古屋(愛知)
「グループホライゾン」日本橋高島屋美術画廊(東京)
「首都高展」 O美術館(東京)
2018 「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」Bunkaura Gallery(東京)
「煌芽生の会」そごう神戸店 本館9階(兵庫)
2019 「富士山展2.0 –ザ・ジャイアントリープ-』GALLERY MoMo Projects(東京)
「余白の美-日本の美意識-」 伊勢丹美術画廊(東京)
「ホライゾン」日本橋高島屋美術画廊(東京)※横浜・大阪・京都 巡回
2020 「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」ヒルサイドフォーラム(東京)
2021 「電線絵画展 」練馬区美術館(東京)
他多数
[パブリックコレクション]
山梨県立美術館
[受賞]
2001 昭和シェル現代美術賞 入選
2004 シェル美術賞2004 入選
2005 東京ワンダーウォール2005 入選
ワンダーシード2005 入選
2012 Art Award Next II 青年会賞